※この記事は若干阪大生向けに書かれています
ハロー!コフンねこです。
大学生のみなさん、毎日登下校お疲れ様です!
特に電車で大阪大学豊中キャンパスに通っている阪大生は大変ですよね……
梅田から阪急宝塚線で15分強、阪急石橋駅ユーザーの場合はなんと駅から10分以上歩かなければ大学の教室までたどり着けません。計30分にもなってしまいます。
阪大坂とかいう狂った坂を登り、そして下る毎日。

夏の暑さに汗をかきながら登るのは体力の有り余った大学生にもなかなか厳しい。
その上、阪大生の登下校を遮るものは阪大坂だけじゃありませんよね……??

石橋の踏切、許すまじ。
そう思った経験は阪大生なら誰しもあるのではないでしょうか。
あの「石橋の踏切」はなぜあんなにも不便なのか、徹底検証していきましょう!
阪大生は踏切に引っかかりがち
石橋の踏切に対して良い印象を持っている人、大学生だけでなく地元住民にもそう多くはないはず。
早く教室に行かないと遅刻だ!
できるだけ早く家に帰りたい!
この急行に乗らないとバイトに遅れる!
そんな絶妙なタイミングでチカチカ光りだす「石橋の踏切」。
おい!なんで今なんだ!
僕だって踏切にキレたことはあるし、ヤバメのおっさんが本気で怒鳴りつけてるのも見たことあります。
そもそもなんであんな絶妙なタイミングで鳴り始めるのでしょうか?
阪急宝塚線のダイヤが招く悲劇
ここで阪急宝塚線石橋駅の時刻表を見てみましょう。

これは石橋駅宝塚方面の時刻表ですが、平均すると石橋駅には5分に1本ほど電車がやってきていることがわかります……
いやいやよく見てほしい。
日中の場合、各駅停車が発車したすぐ後に急行が到着するのです。
そう、「5分に1本」じゃなくて「10分に2本」って感じなんだよね。
つまり、各駅停車でやってきて石橋駅の西口から出て踏切を渡りたいとなると、基本的に急行に阻まれちゃうわけだ。
逆方面についても同じように「10分に2本」。

「なんかよく石橋の踏切に引っかかるなぁ」と思う方は、おそらくそのすぐ後に来た電車に阻まれてるんじゃないかな……と言えます。
箕面線側、石橋駅東口から阪大に向かう/帰ってくる場合も同様です。

箕面線の列車は、宝塚線梅田方面の急行が石橋駅に到着する直前に到着し、宝塚方面の急行が発車したすぐ後に発車する。
急行に乗って梅田からやってきた人、急行に乗って梅田に行きたい人は箕面線の踏切に引っかかりがち……?
なぜ未だ踏切が残るのか
阪急宝塚線(と箕面線)の絶妙なダイヤ設定により、いつも絶妙なタイミングで閉まってしまう石橋駅付近の2つの踏切。

しかし、同じ宝塚線内でも「駅付近に踏切のない駅」は複数存在します。
大学の最寄り駅であるため踏切を渡る道路の需要が非常に大きい阪急石橋駅の付近には、なぜ踏切が未だ存在しているのでしょうか。
その答えは「自動車の道路」にある。
宝塚線と箕面線が分岐する阪急石橋駅。鉄道同様、道路においても石橋駅近辺で国道171号線と国道176号線が交わっており、石橋はまさに交通の要衝。

石橋は鉄道も自動車も「非常に混雑しやすい場所」だったのです。
そんな混雑を避けるために実施されたのが『道路と線路の立体交差化』でした。
よく考えてみると、石橋の踏切の上を自動車専用の高架の道路が渡っていますよね??


そう、それです。これにより踏切が原因の自動車渋滞は解消。
ただしコレはその場しのぎの解決策に過ぎなかった。
本来であれば線路の方を高架にすべきなんですよ。
阪急宝塚線三国駅・岡町駅・豊中駅・池田駅・川西能勢口駅……これらが良い例でしょう。


線路と駅を高架にしてしまうことで周囲の踏切を全て廃止し、自動車だけでなく人も踏切に阻まれないようにする。
石橋駅の周辺開発に際しても「駅と線路を高架にしたかった」はずですが、宝塚線と箕面線が分岐する石橋駅の構造上それは不可能だったのでございます。
(※建築的に不可能ではないが、土地や予算的に無理だったものと思われる)
したがって結論は……
『石橋駅周辺に踏切が残っているのは、道路を高架にしちゃったから』
そう、【線路を上】【道路を下】にできていれば、踏切でこんなに悩むこともなかったんですよ……
授業に間に合う!?踏切を避ける必勝法
しかしこんなに考察をしたところでなんの解決にもなりません。よく気づいたね。
じゃあどうすれば踏切に遮られることなく大学に行けるんだ!?
その答えはとっても簡単。
自分が乗ってきた電車にあわせて、使う道を変えたら良いのだ……!
ここでは需要の大きいと思われる
【梅田→石橋⇨大阪大学豊中キャンパス】
と進んでいく場合に絞って解説していきます。

まずは
“梅田から急行に乗った場合”
→踏切①を通りましょう
梅田からの急行が到着したその刹那、箕面線の列車が石橋駅を出発します。したがって踏切②は閉まってしまう。踏切①であれば通過できるはず。
次に
”梅田から各駅停車に乗った場合”
→踏切②を通りましょう
各駅停車のすぐ後を急行が追ってきています。踏切①に向かったが最後、急行が行く手を阻むでしょう。踏切②であれば行けるはず……?
もちろん現実には一筋縄ではいきません。

反対方向の電車やほんの少しの遅延によっても結果は複雑に変化します。
また、電車の本数が多い朝夕ラッシュ時には上記の方法が通用しないケースも。
朝夕の場合だと電車が線路上で詰まりまくるため、踏切①が鳴りっぱなしになることも少なくない。
踏切②であれば基本的に石橋↔箕面の電車しかやってこないので待つのは電車一本で済む。
積極的に石橋駅東口を利用するのが勝利のコツかも?
以上、阪急石橋駅周辺の踏切についての考察とその踏切に遮られることなく大学に向かうための必勝法でした。ありがとうございました。
あっ、電車来ちゃった。踏切渡れない……
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