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【湯めぐりパスポート】城崎温泉の外湯めぐり、教えます。【兵庫県豊岡市】

  • 執筆者の写真: コフンねこ
    コフンねこ
  • 2019年1月25日
  • 読了時間: 7分

やあどうもコフるねこです。


兵庫県豊岡市には日本を代表する温泉地がある―皆さんご存知、『城崎温泉』です。

JR大阪駅から特急「こうのとり」で約2時間半、城崎温泉駅。

"第34代舒明天皇(7世紀前半)の頃、傷ついたコウノトリが城崎の湯に使ったところ忽ち治癒した"


という開湯伝説を持つ名湯。


そんな城崎温泉の名物は『外湯めぐり』


今回はそんな『外湯めぐり』について簡単な紹介をするよ!


城崎温泉のスタイル、それが外湯。

個性ある共同浴場が7つもある城崎では、訪れたお客さんが「自分で温泉街を歩く」という観光スタイルが主流です。

今でこそ時代の潮流に従って大浴場を備えたお宿も多いけど、城崎温泉のお宿には基本的にお風呂がなかった。


旅館に泊まっている人でさえ外湯を巡る必要があったし、それが城崎の特徴でもあったわけで。


昔は浴場ごとに運営主が違ったんだけれど、今では温泉街の発達とともに7つの共同浴場=外湯が一体化している。


「源泉が統一された」という批判の多い側面もある一方で、運営が一体化したことによるメリットも大きい。


その一つが『湯めぐりパスポート("ゆめパ")』¥1,200。


なんと1,200円ですべての外湯が一日入り放題……!


『湯めぐりパスポート』の買い方・使い方

1,200円ですべての共同浴場が入り放題、そんな夢のようなパスポートが”ゆめパ”こと『湯めぐりパスポート』。


めっちゃ簡単に買うことができます。


外湯の窓口に行って「湯めぐりパスポートください!」って言うだけ。


こうして手に入れた湯めぐりパスポートは二つ折りになっていて、内側のほうにバーコードがある。


そう、使い方はとっても簡単。


このバーコードを各外湯の入り口のバーコードリーダーにかざて「テレレレ♪」みたいな音がしたらもう認証完了。あとは自由に入れちゃう!


外湯に入るたびいちいち小銭を取り出して入浴券を購入するよりも、スマホケースや小銭入れに"ゆめパ"を入れてサッと取り出すほうが楽だよね。オトクなだけじゃなくて便利でもあるってことです。


"ゆめパ"で元を取れ!!!

こうした簡単便利なフリーパスって基本的にめっちゃ元を取りにくい印象がありますよね。


1,200円って決して額面だけ見たら安くないと思うんです、特に僕みたいな大学生だったら「お風呂に千円払うの!?」ってなる。


ところがどっこい、ゆめパはマジで元を取るのが楽勝すぎる。


基本的に城崎温泉の外湯は入浴料が600円。規模の大きい「御所の湯」と駅前かつ最大規模の「さとの湯」が800円。

一瞬神社かなにかに見える「御所の湯」。

つまり、どこだって2つ行けば元は取れる……!?


ちなみに僕が先輩二人と城崎を訪れた2018年12月には「御所の湯」と「さとの湯」に行ったので400円もオトクになりました。


湯めぐりバンザイ🙌


コフるねこ流!外湯おすすめランキング。

さあ最後に『湯めぐりパスポートで入れる!コフるねこ流城崎温泉外湯ランキング』のご紹介をしましょう!


僕はこれまでの大学生活で3度城崎温泉を訪れたので、自慢じゃないけど外湯には全部入った(三回くらい行った外湯もある)。だからまあそれなりに知ってます。


最初に言ったけど、今や外湯の源泉自体は全て同一となってます。


これから紹介するランキングってのは基本的にお湯よりもその内装であるとか付帯設備をメインに扱ったもの。そこら辺をご理解いただきたいな。


あ、順位を与えてはいるものの、どの外湯でもめちゃめちゃ楽しめると思います、、、。



7位:柳湯

城崎温泉の中でも唯一露天風呂がなく、浴槽も大変小さい柳湯を残念ながら最下位にしてしまった……。

本体の写真がなかったので周辺の風景をば。

その規模に反してそこそこ人気で、5人くらい入ったらいっぱいになってしまう浴槽に10人くらいがひしめき合うこともある柳湯。


照明の色調とかかなり木製にこだわった浴室のデザインとか、かなりゆっくりしたくなるような雰囲気を持っているけれども実際そんなゆっくりする気になれないのがちょっとだけ残念です。



6位:地蔵湯

写真がなかった……。

お地蔵さんの足元から湧き出したと伝わる縁起のいい地蔵湯。


ただし残念ながらこの地蔵湯が1番普通の共同浴場感ハンパないんですよ。ありふれた雰囲気、特別感がそんなにない。しかも露天風呂もない。


そういった印象から観光客よりも地域の人々が利用しているイメージ。地域に愛されてるってのはいい事だよね。



5位:まんだら湯

まんだら湯の良いところを挙げるとすれば、1番は露天風呂。


城崎の奥地、駐車場や繁華街が遠いまんだら湯は人が少ないために少し小さめで桶状の露天風呂をひとり占めできる可能性が結構高い。


露天の浴槽はそんなに広くないし、占拠しても「手持ち無沙汰感」はあんまりないかな。


ただやっぱりそれだけ遠いってのはしんどい要素でもあるわけで。営業開始も午後3時からと決して利用しやすいわけではない。



4位:鴻の湯

城崎の開湯伝説に登場する「コウノトリ」の名を冠する鴻の湯。


そのお風呂は大変シンプル。洗練された内風呂と庭園がきれいに整えられている露天風呂。


特に庭園の美しさはものすごい。秋になれば紅葉がお湯に舞い降りるんですがこれが格別の美しさなんだよね。


唯一の難点は城崎温泉駅から一番遠い外湯であること。歩くと20分そこらかかるので夏はお風呂入ったのに汗かくし冬は冬で湯冷めする……。



3位:御所の湯

城崎温泉街の中心「四所神社」の脇に並ぶ立派な和風の面構え。それが「御所の湯」。


内風呂は結構深め。特に立って入れるような浴槽があるのはここだけだから、全身でお湯を味わいたい!という人には逆にココしかあり得ないって感じです。


露天風呂の庭園には人工の滝が。滝のお湯が浴槽に流れ込んでくる(正確には違うけれども)ような演出は美しさバツグン。流水音って癒やされますよね。


入浴料は800円と少々お高め。でもゆめパならかなりオトク!



2位:さとの湯

駅から徒歩30秒。ココが城崎温泉で一番大きい外湯。ここも入浴料は800円だからゆめパ必須。


浴室は「欧風」と「アジア風」の二種に別れており、一定の期間(どのくらいか忘れた)で男女が入れ替わります。


とにかく中が広い。露天風呂は屋上だし、サウナは2種もあるし、内風呂にはバブルバスなんかも備えてて楽しい。デザイン性に優れているので目でも飽きない。


僕は欧風に2回、アジア風に1回入った。どっちも良さがあるので是非日付を合わせて二度以上行くべきです!!


残念ながらさとの湯は午後1時からの営業だもんで、城崎温泉からの帰りの列車やバスの二時間から一時間前に立ち寄るのがベストかなって思います。


あと休憩場に広さは異常。ただし人は多いのでゆっくりはできません。



1位:一の湯

日本はおろか世界にもその知名度を広げている城崎温泉、そのシンボルマークとも言えるのがココ「一の湯」。


美しい黄色の外壁。古めかしくて味のある建物。レトロという言葉がよく似合う。


で、その建物以上に特徴的なのが露天風呂(内風呂は普通)。


一の湯の露天風呂は「岩窟風呂」。ゴツゴツした岩をくり抜いて、そこにお風呂を作った……みたいな。


例えば御所の湯や鴻の湯の露天風呂庭園というのは美しさや雰囲気を重視した落ち着きのある空間なのに対し、一の湯の露天は荒々しさの塊。


かえってその荒々しさに落ち着いてしまうのは一体どうして?


「海内第一の湯」=国内で最も優れた温泉と評された城崎温泉。その評価にあやかって名付けられたのが岩窟風呂有する「一の湯」なんですよ。つまりココが一番でなくてはならないのです。


最後に

コウノトリの飛び出し注意看板。

城崎温泉の外湯の温度はそこそこ高くて熱い!割と心して入るべき熱さ。(39度くらいのお湯にゆっくり浸かるのが好きな僕とは正直相性が悪い……。)


城崎温泉の楽しみ方とは?

1,200円で買える湯めぐりパスポート。めちゃくちゃ便利でオトク……なのだけれども、"ゆめパ"を使って1日ですべての外湯に入りきろう!というのはおすすめしません。


2つ以上の外湯に行けば元が取れてしまうのだから、ゆっくり楽しんだほうがいいと僕は思うよ。多くても1日で3つの外湯に行ければ十分。


もし午前10時か11時くらいに城崎温泉到着を果たしたならば、一の湯に向かってまずはゆめパを購入&入浴。そしてお昼ご飯を挟んでまた好きな外湯に行き、最後は駅前の「さとの湯」で〆る。


これがコフるねこ流の「城崎温泉優勝法」でございます。


何かと忙しい今日この頃を乗り越えたら、日頃の疲れを癒やしに城崎温泉を訪れて"ゆめパ"で豪遊することをおすすめします!

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