【日本一美しい海】兵庫県北・香住の海と景色と食。
- コフンねこ
- 2018年11月6日
- 読了時間: 4分
日本海に面した素朴な漁業の町・香住。
近くに城崎温泉という日本代表クラスの温泉を控えたこの街には、それほど観光客はやってきません。
どのくらい来ないかというと

城崎温泉を出た特急が僕を残してすっからかんになるくらい。
城崎もいいところだけれども、ぜひとも香住に足を運んでほしい。
その理由の一つが「食べ物」。
香住と言えば『カニ』が有名なんだけど、駅の時点でこれ以上ないくらいカニを推してくる。



『香住ガニ』はベニズワイガニのことで、通常のズワイガニと比べて味も品質も落ちるとされているカニなんだよね。


でも香住のカニはとっても甘くてジューシー。これがどうしてかは全く分からないのですが、いわゆる『ブランド品』になっているというわけです。
カニだけじゃないのがすごいところ。
宿(国民宿舎ファミリーイン今子浦)の夕食。
香住やその近辺でとれた魚介類と、



香住で育てられた但馬牛。

そこに香住の伝統的な日本酒『香住鶴』。
地酒ってどうしてその土地の食べ物とよく合うんでしょうね。気が付いたら手元まで真っ赤になってた。酔っぱらい。危ない。
酔っぱらった僕の目に飛び込んできたのは海に浮かぶ無数の光。

ついにやられちゃったかと。幻覚見えてんじゃん。これは酔いすぎたな。。。
違います、これ実はイカ漁の「漁火」。


イカ漁が最盛期を迎える6月。イカが光に集まる習性を利用した夜間の漁業が見られます。
神秘的ってこういうことなんだっていう気づきを得た。
前日の酔いを引きずってしまった僕は、翌朝散歩に出かけました。
ホテルの名前にもなっている「今子浦」。



このサイトのカバー画像にも採用されている場所です。
※この辺からたぶん語彙力が死ぬので大目に見てください。
浜辺に到着。いやなんだこの透明感。

なんで海の中が普通に見えちゃうのか。意味が分かりません。
この今子浦には「カエル岩」というカエルに似た岩があると聞いていました。僕知ってるんですよ、こういうの大概こじつけだってこと。


むっちゃカエル。
海にカエルが浮かんでいる狂気の光景。

自然のパワーのすごさと途方もない年月の経過。やばいね。
これ以上は秘密にしておきたいのだけれど、公開しちゃいます。
てくてく歩いて「国指定名勝 岡見公園」にやってきました。

開いた口が塞がらない。

まず写真では伝えきれないだろうと思った。
やば。尊い。
僕結構いろんなとこ行きましたけど、こんなに美しい海見たことない。

青い。それでいて澄んでいる。

海食によりゴリゴリに削られた岸壁。
いかにこの景観がダイナミックで美しいかお分かりいただけることでしょう。
いくら見ていても飽きないとはこのことか……!!
海岸線の街並みを歩いていく僕。



いや、やっぱりいいね。うん。いい。
なにやら遠くにおしゃれな建物が見えます。

こちらは「KAN-ICHI」さん。

自家栽培・自家生産・そして仕入れる海産物についても目利きにこだわる食料系ベンチャーのお店。
素朴な街に堂々たる存在感を醸し出してる…名店に違いない。
並んで待つこと15分、着席。
定番メニューの定食をいただきました。


新鮮でぴちぴちのお魚のお刺身!特に白身魚の弾力とイカの甘みがすごかった!!
正直ランチで食べるには高い、高いけどおいしい!
おいしい(´;ω;`)ウゥゥ
ただ間違いなくここでしか食べられない味。心の底からおすすめします。
こんなものもいただいちゃいました。

カキ。それも生。
はじめて。こわかったけど何も起きなかったので大丈夫でしたヨ。
クリーミーで濃厚でツルンとのど越しもよく、生臭くない。うまい。
僕が訪ねたのは6月後半でしたが、お店の旬のおすすめをいただくのがいい!?とだけ。
おいしい食材の多い香住で、重箱の隅の隅をつついてその中でもさらにおいしいローカル食材を探す「KAN-ICHI」さん。
そのこだわりが全国から人を引き付けているようで、この日も駐車場には大量の県外ナンバー!!
マジで行ってみてください。全国で一番おいしい刺身定食が食べられます。
日本一美しい海には日本一おいしい魚介類があった!!
ぜひ香住に遊びに行ってね。
(コフるねこ)
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