信州味噌を贅沢使用、諏訪市“秋月そば”の『みそ天丼』を食べてみた【コフンねこの味噌旅行】
- コフンねこ
- 2019年3月4日
- 読了時間: 3分
大盛況だった「こうふはっこうマルシェ」。

終わってみれば昨年を大きく上回る約1万8000人の来場者に恵まれ、多くの人が日本津々浦々の発酵食品や発光する商品(ジュエリーなど)を楽しんでいただけたように思います。
が、話はそんなスーパー楽しいイベントの前に遡る。
僕は大阪から山梨県甲府市に至るルート上の発酵食品、特に「味噌」を巡る旅を実行してた。たった一人で。
『味噌煮込みうどん』を扱った前回の記事
→→→ https://www.ourlocal-info.com/blog/misonikomiudon
そんなこんなで第二回は【長野県諏訪市】の上諏訪駅前にある「秋月そば本店」の『みそ天丼』をご紹介しましょう!
信州と言えば?信州味噌!
リンゴ・ジビエ・ナウマンゾウ(野尻湖遺跡)・森将軍塚古墳・大室古墳群(積石塚)・真田家……思い出せるだけでも食品や歴史に関わる面白いもんが多い長野県。
『信州味噌』もそんな中の一つだよね。
色はあっさりしてるけど、辛口で香りも高く味わい深いお味噌。
今回訪れた長野県諏訪市は信州味噌メーカーの中でも特に有名な”タケヤみそ”さんのお膝元でございます。


僕が諏訪市に宿泊することになっていた大きな理由の一つ、それは諏訪市が信州味噌中心地のひとつだったからなんです。
刮目せよ!これが『みそ天丼』だ!
そんな諏訪の信州グルメの中でも「みそ天丼」はひときわ異彩を放っていた。
味の想像全然できないじゃん……?
気になりすぎてたまらなくなって気がついたら上諏訪駅前の”秋月そば”さんに足を運んでました。

ハイパー寒かったけど(途中寒すぎてコンビニ飯にしようか迷っちゃったけど)。
速攻で『みそ天丼(ミニそばセット)』を注文。セット価格で¥1,190(単品で¥930)。
刮目せよ!これがみそ天丼だ!


Q.何が味噌なのか?
A.通常の天丼が使用する醤油ダレではなく『信州味噌ダレ』を使用している。
残念ながら写真ではわかりにくいだろう。だって味噌と天ぷらの色はめっちゃ似てるから……!
しかし食べてみたらヤバイ、めっちゃ味噌。
天丼に合わせた少し甘めのタレの中に香り高い大豆と麹が生きてる。鼻からフッと抜ける香りが完全に諏訪の気持ちいい澄んだ空気とおんなじ。
サクサク天ぷらに染み込む味噌の旨味。アミノ酸が天ぷら衣とともに口の中を刺激する快感。
注目してほしいのは季節限定のコイツ、「野沢菜漬の天ぷら」。漬物を揚げていいのか?って思うじゃないですか。

天才の味がする……!漬物も実は乳酸菌の発酵食品、同じく発酵食品である味噌とはもちろんベストマッチなんだよ。味噌の香りと甘み旨味と漬物の酸味塩味が合う。
おまけみたいに言うのは申し訳ないのですが、信州そばも付け合わせの一品も素朴な味付けで美味しく、濃厚なみそ天丼を食べ進めるいいサポート役になってる。


もうなんなの、みそ天丼。最高かよ。
『みそ天丼』で町おこし中!?
あまりに美味しかったのでお店の方と少々お話してみました。
聞けば『みそ天丼』はいわゆる”町おこしキャンペーン”の中で猛烈プッシュをされている商品だそうで。
諏訪の信州味噌を使用したタレと諏訪湖の特産品である「ワカサギ」「川エビ」そして「地元の野菜」を用いることがその条件でとなっている『みそ天丼』は諏訪市内の13店舗で提供中とのこと。
『みそ天丼』×『スタンプラリー』も実施中で、10店舗食べ歩けばかの有名な「諏訪湖花火大会」のプレミアムチケットや諏訪の食品が当たる!

今からでも超食べ歩きたい。てかみんなで食べ歩こうぜ。
こうしたキャンペーンが開始されたのは今から14年前。秋月そばさんは最初から参加なさっていたそうですが、最初のころは全くうまくいかず大変だったそうな。
しかし今から6年前、突然みそ天丼が世に知られるようになったのだとか。
6年前と言えば「塩麴」をはじめとする発酵食品ブームが到来した時期。発酵の神様がみそ天丼にも微笑んでくれたんだね……!

ぜひぜひ諏訪に行こう、そしてみそ天丼を食べよう!
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