西日本豪雨で被災した倉敷にいってきた ~被災地と観光地の“現在”~
- 学生団体Reibre
- 2019年2月1日
- 読了時間: 4分
更新日:2019年2月2日
2019年Reibre最初の活動!岡山・倉敷に行ってきました!!

この記事では活動の目的と被災地の“現在”について紹介します
(観光面については次の記事を。)
【はじめに】
Reibreは岡山県倉敷市にいってきました。
2018年7月の豪雨により大きな被害を受けた倉敷。
特に真備町では、河川の氾濫により多くの人の命が奪われてしまうまでの大災害となりました。
家を失い仮設住宅で暮らす人、まちを離れていく人、復興のために毎日働く人。
テレビや新聞では取り上げられなくなった今でも、まだまだ課題は山積です。
しかし、被害はそれだけではありません。
そのひとつに観光における風評被害があります。
倉敷美観地区は昔からの白壁がのこされた美しいまちなみの観光地として有名です。
ですが、西日本豪雨を境に観光客数は減ったといいます。
今回は、災害のボランティア活動を参加するとともに、倉敷の観光地を巡り、倉敷の“現在”を調査しました。
その様子を3部にわたってお伝えします。

【倉敷ってどんなところ???】

★観光
倉敷市公式観光公式サイト(https://www.kurashiki-tabi.jp/haya_spot/) には以下の紹介があります。
倉敷は、江戸時代には繊維工業の町、近年には瀬戸内海沿いの工業地帯として発展してきました。
“豊かな自然にも恵まれ、農業や漁業も盛んです。温暖な気候、伝統と産業が共存する文化観光都市くらしきの個性豊かな魅力をお楽しみください“
※観光面については次のブログで紹介します。
⇒① https://www.ourlocal-info.com/blog/kurashiki-vol2
★アクセス
新大阪~岡山は新幹線で約50分。倉敷~岡山は在来線で約17分。
関西からであれば日帰りでも十分に楽しめる距離です。

車では大阪から約3時間程度で着くので、学生旅行にもお勧めです。
実際、宿泊先には関西からふらっと遊びに来ている方が何人もいました。

今回私たちは災害ボランティアに参加するため、高速道路料金が無料となる制度を利用して車で向かいました。
高速道路料金減免手続きはこちら↓↓
【なぜReibreがいくことになったのか】
目的:被災地&観光地の現状を肌で感じ、伝えるため。
私自身は災害系のボランティア団体に所属しており、西日本豪雨のあと倉敷にきて活動していました。
今回のボランティアは3回目になります。
その時感じたのは、倉敷に魅力があること、魅力があるのに人が減っているということでした。
美しい街並み・瀬戸内海の美味しい食材・ボランティアさんを暖かく迎えてくれるゲストハウスなどなど、まちの魅力を知ってほしいと思いました。
被災しても復興に向けて日々楽しく前を向いて生活している倉敷の人たちを応援したいと思いました。
そこで、今回は災害ボランティアに加えて、観光リポートをすることで、倉敷のリアルな姿を伝えることにしました。

【被災地で今なにが必要なのか】
まだまだ人が必要です。
今回は河川氾濫で甚大な被害を受けた倉敷市真備町でのボランティアに参加しました。
聞いた話によると、昨年の7月の時点では定員の100名をはるかに超えるボランティアスタッフが活動していたものの、現在では60名程度になってしまったそうです。
作業もその分少なくなったのなら良かったのですが・・・

今回の依頼内容について説明します。
私たちが参加した活動は軽度作業でした。
浸水した住宅の基礎部分ににこった泥出しです。
9:30~15:30の6時間程度の作業でした。
作業着・マスク・長靴・軍手・帽子・ライトをつけて、固まってしまった土を小手で削り、ホウキで掃き、掃除機で吸い取っていきます。
河川氾濫による土砂には汚染物質が含まれている危険性があるため、丁寧に取り除かなければなりません。

この日は晴れの国では珍しい雪。
ボランティアスタッフもコーヒーで暖を取りながらの作業です。
休憩時間も切り上げるほどの寒さでした。
たった1日の作業でも大変な作業でしたが、これを半年間も続けているともなると、、、

仕事終わりのあったか~~いクリームシチュー↑↑
そんな厳しい環境の中でも、こころ温まることはあるものです。
がんばって活動した後のクリームシチューは今年一番のおいしさでした。
活動の合間に現地の人や、遠くからボランティアに来ておられる方達とおしゃべりしながら、思っていたよりも楽しく和気あいあいと活動することができました。
【まとめ】
今、倉敷にいってみてください。
事実として、復興に向けて毎日がんばっている人たちがいます。
「自分にはなにもできない…」
そんなことはありません。
「なにかできることはありませんか?」
この一言で十分です。
なにもしなくても実際に足を運んでみるだけで十分です。
きっと自分ができる“なにか”がみつかると思います。
もし余裕があれば復興に向けて頑張る人たちに力を貸してください。

参考
倉敷市公式観光サイト「倉敷観光WEB」
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