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【コフンねこのコラム】地方・地域メディア運営における僕のスタンスの話。

  • 執筆者の写真: コフンねこ
    コフンねこ
  • 2019年3月28日
  • 読了時間: 4分

今現在の日本社会では「地方」や「地域」と関わる活動がたくさんなされていますよね。



先日のインタビューで取り上げた黒川くんなど、学生だってその例には漏れません。まさに「いろんな人がいろんなことしてる状態」



要は飽和状態ってこと。



ローカル界隈を見ていると、「地方・地域に関わっていく」というその根幹が同一であるにもかかわらず活動の動機や問題意識や実際に行っていることなどなどは各人で全然違うということがよーくわかります。



『誰がどういうスタンスで何をやっているか』



コレがマジでわかんないんですよ。



筆者個人がワカンナイだけならまだしも、「ウチで活動してくれ!」と思っている地域の方々かてわからないはずです。そりゃ困るでしょ、ワカンナイまま依頼するのはリスキーすぎる。




ただ、僕もそんな感じで世の中を困らせている「何やってるかわからない人」の一人でございまして。じゃあなんとなくこの機会に表明してやろうと思いました。



前置きが長くなりましたが、今回は『コフンねこがどのようなスタンスで地方・地域を題材とするメディアを運営しているのか』についてアツく語ります。



1.地方に対する「問題意識」

過疎化・少子高齢化・一次産業衰退・後継者不足……



現代日本の地域社会における『問題点』は枚挙に暇がありません。そして諦観してしまっている人も多いんだよ。



「こんなくだらない街、もうどうしようもないじゃん」って。



はいはいはーい!そこです!僕の問題意識!



問題なんて色々あるし、もっと深刻なモノもあるけれど、僕が解決したいのは【郷土愛めっちゃ薄い問題】でございます。例えばこんな感じ。



  • 「なんにもないトコだから……」

  • 「田舎すぎてムリ!」

  • 「街の魅力?ナニソレ美味しいの?」



これめっちゃわかる。住んでると中々気づけないんですよね、街のいいところ。旅行者と居住者の感覚の違いというか、日常の中から面白味のあるものを見つけるって相当難易度高い。



好きとか嫌いとかそういう感情ってそもそも興味がないと抱けない



"郷土愛問題の解決、それこそ『ゆるゆる地方研究メディア』の出番だ!"




2.問題解決の手段

その【郷土愛薄い問題】をどう解決していくのか?



この点に関して、幸い僕は『考古学』『歴史学』『民俗学』『地理学』『芸術』『文学』『哲学』などなど歴史や文化を掘り下げて行くことができる学問を大学で勉強しております。



なんかこうした勉強って『地方』や『地域』といったフィールドと相性がいいんですよ。



これらの学問は地域文化の起源や成り立ちを探る上でとても役立つし、現在と過去・未来を考えていくことで「地域特有の価値」ってなんだろうって考えることができる。



僕以外にも、自分なりの感覚や独創的な発想でさまざまな企画を生み出してくれる方々がお手伝いしてくれている”Our Local"。



「日常の中から面白味を探す」「旅行(徒歩旅とかも含めて)の視点から地域を見つめ直す」、まさにそんな方針で当サイトは運営されています。



ただ情報を届けるだけじゃなくて、読んだ人が「へ~!」って思うような"中身"にこだわった記事を書き続けることにこだわっているのは、『地方』『地域』や『旅』に対するディープな興味関心を引き出すためです。



(もちろん自分たちが「書いていて楽しい」というのもあるんだけどさ。)



『自分たちも行ってみたい/やってみたい』とか、『もっと知りたい』『あの場所の意外な一面を知れてよかった』という興味関心は間違いなく【郷土愛薄い問題】の解決につながるはず。



ボクらが引き出せる興味関心なんてほんのわずかでしょう。



僕は掘り下げるのが好きだから、それでも頑張って続けるんですけどね。




3.まとめ

「ネットビジネス」をやる人が増えた関係で、中身のない冗長なブログが跋扈している昨今。



あのやりかたは儲かります。記事もすぐ出来上がるし、広告も載せやすい。



でも僕はあれをあえてしない。儲けは喉から手が出るほど欲しい、労力を考えたらこんなサイトを運営しているメリットなんてほとんどないんだけどそれでも続けたい。



たぶん楽しいからなんでしょうね。



ここまでだいぶそれっぽい社会貢献的なコト書きましたが、残念ながら僕はそんなに意識高くありません。



僕はあくまで、”自分の感覚や学んだコトを基に『ゆるゆる地方研究』をする人”ですから。



このやり方は儲けるには効率が悪いし、社会貢献という意味でも効率の非常に悪い



でも頑張る。



効率とビジネスの時代に、「自己満足が価値(郷土愛とかそのへん)を生むかもしれない」という大きなアンチテーゼを。



(コフンねこ)

 
 
 

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